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絆が人生を豊かにする

投稿日:2019年8月16日 カテゴリー:【八木原】


シルバーノ・コルシーニ夫妻と(昭和50年代)

私は海を越えた 「人の絆」 を大切にしてきた。昭和56年、ジムはイタリア・シエナのファッション企業 「コルシーニ」 と提携を結んだ。コルシーニというのは、メンズのスーツからカジュアルまで幅広い 「イタリアンクラシコ」商品を世界に送り出している。その頃、 私がお世話になっていた石津謙介さんがシルバーノ ・コルシーニさんの親友だったことからコルシーニの子ども服 「レピ」 を扱っていた田中健さんを紹介された。そうしたご縁から、ジムは 「コルシーニ」 ブランドのニットのメンズ商品を全国の専門店、百貨店などで販売するようになった。私はイタリアを訪問するたびにコルシーニさんの自宅で夫婦ともども歓待を受けた。コルシーニさんが日本へやって来ると私たち夫婦は石津さん、 田中さんなどのコルシーニさんをよく知る人たちを自宅に招き歓迎した。 イタリア人らしい陽気でオープンな性格のコルシーニさんとはいつも楽しい会話で盛り上がった。 コルシーニさんはシエナの貴族の出の人で、私のことを 「日本の息子だ」 というほど、家族ぐるみでお付き合いが続いている。イギリスの靴の名門企業チャーチ社との出会いは、かねて取引関係にあった大塚製靴を介してだった。私はFRCのメンバーとともにチャーチ社を訪問した。このツアーには大塚斌さん、小林三郎さんご夫妻も参加された。チャーチ会長の紹介で、エジンバラにあるダイアナ妃旧邸で行われたディナーパーティーは、私たち夫婦にとっても忘れられない思い出となっている。 私は人生を通じて 「絆」 を大切に生きてきた。絆が私の人生を豊かにしてくれたと思っている。人と人の出会いから生まれる人間の絆。その出発は家族の絆である。家族との生活から地域社会との絆が生まれる。商売を営めば取引先との絆がつくられていく。同じ業界で共に発展を願う同士、仲間の絆も大切である。めったに会えない海外の人とも、一度築いた人間関係はいつまでも大切にしてきた。ありがたいことに、私はすべての絆に恵まれて生きてきたといえる。

絆を、一本の糸を半ばで結ぶことと考えるなら、私の絆はニットの撚り糸で結ばれているのかもしれない。