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日本を元気に。未来へ②

投稿日:2019年8月18日 カテゴリー:【八木原】


東北のニット工場

平成23年は、東日本大震災による被災地の惨状を知るにつけ、日本中が大きなショックを受け、経済や産業にも計り知れない打撃を与えた年でした。東日本各地で被災された皆様の心中は察するにあまりあるものがあります。尊い命を奪われた方々のご遺族の皆様には、あらためて心からお悔やみを申し上げます。 我々のニット業界も、被災地のニット工場や縫製工場は大きな被害をこうむり、その復旧に全力を挙げて取り組んでいるさなかにあります。 幸い直接の被災をまぬかれた私たちとしては、被災地の同業者をはじめとする皆さんが一日も早い復興の日を迎えられますよう、あらゆる機会に応援、支援の気持ちを表すことを忘れてはならないと思っています。
褒章は私個人の栄誉ではありますが、 「努力すれば報われる」 ことを今回の受章で私は実感いたしました。同時に、ニット業界の発展のために、私は先頭に立って元気を出し、難しい問題にも勇気を持って挑戦していかなければという思いを強くしました。「日本が元気を失っている」 といわれます。国際社会の中で、日本の存在感が相対的に低 くなってきたというのです。ニットアパレル業界を見てもかつてのニット産業の勢いはどこへやら、ニット生産の主流は海外へ移転し国産比率は5%を切っています。かつて日本は伝統工芸でも製造業でもモノづくりの匠が経験とノウハウを誇り、Made in Japanは世界に誇るブランドでした。ところが、近年、経済構造の変革やリストラによる世代交代などから匠の姿が消えつつあるのではないでしょうか。若い世代が若い感性とエネルギーによって未来を創造していくことは歓迎すべきことに違いありません。しかし、高齢化社会が進行していくなかで、元気で有能、経験豊かな高齢者の資源を有効に活用することもまた大事なことではないかと思うのです。匠の智恵と若い活力がハイブリッドカーのように一体となって、問題解決や創造活動を進めていくなら、日本はもっともっと元気になれるのではないでしょうか?