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ガンジーセーターとは②

投稿日:2019年8月27日 カテゴリー:【ニット】


典型的なヨークシャーの漁村ステイゼズ

基本のガンジーはブリテン島のどの地域でも似かよっており、はぎ目が無く4本から5本のかたい撚りのウーステッド・ウールで編まれており、色はネイビー・ブルー、模様のバリエーションは沢山あります。模様は書き留められたことはなく、母から娘へ、隣人から隣人へと伝えられ、手を加えられたのでしょう。漁師と魚をさばく「娘達」の一団は、季節ごとのニシンの魚群の移動を追って旅をしたのでしょう。スコットランド北東沿岸の男と女達は、ニシン漁の季節には移動し、ノースアンバーランドやヨークシャー港に寄り、もっと南のノーフォークまで旅をしたと思われます。19世紀中頃に撮られた古い写真に、仕事にあちこち歩きまわってる人の中に自慢げにガンジーを着た漁師達と、編み物をしている女性が写っています。地域の異なる漁師のガンジーに共通している特色が沢山あり、そのいくつかを調べてみるのも面白い事です。ガンジー・デザインの基本は17世紀のイタリアの絹のシャツと同じですが、ガンジーが男性の仕事着として作られたという理由から、三角形の「まち」をアームホールの下に加えることで、動きやすくすると同時に耐久性を持たせています。ゴム編みと最初の数段の目立ては、縁を激しい使用にも耐える非常に強いものにするために、二重に作られていたと思われます。ガンジーの中には、袖は手首のかなり上あたりで終って、かなり短いのに、着丈がとても長いものがありますが、下の縁を上に折り上げて着られていたのでしょう。袖が短いので、海で仕事をする漁師が袖口を濡らしても、擦り切れることがありません。

③に続く