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アラン柄とは①

投稿日:2019年9月3日 カテゴリー:【ニット】

イニッシュマン島の荒々しい眺め アラン諸島は、アイルランドの西岸ゴールウェイ湾の湾口に位置しており、島の西側は大西洋に突き出しています。住民の生活や文化、そしてこの地域が発祥の地だと言われているこの編物も、島の地理的状況が形作ってきました。アラン諸島には3つの中心的な島があり、一番大きな島がイニッシュモア(Inishmore)、中くらいの島がイニッシュマン(Inishman)、西の島がイニッシュエール(Inisheer)です。崖は切り立って危なく、土地は痩せて、海は荒れているにも関わらず、何世紀にもわたって漁業と農業で貧しい生計を支えてきました。乾燥した医師の壁で区切られた小さな田畑風景の中で、島の住民は牛や羊を育てています。島が孤立しているために、住民は自給を強いられた生活をしています。羊毛を毛糸に紡ぎ、自分達自身のための暖かい衣類を織ったり編んだりしました。編物は、エジプトのコプト教会から伝えられた工芸が、初期のキリスト教の布教と共に、このアラン諸島に伝えられたのだという説の学者もいます。6世紀にはアラン島に修道院が建てられており、島の地理的な条件から、アイルランド沿岸を船で旅する旅行者にとって重要な停泊地でした。地中海からの古い航路は、宗教使節や商人達だけでなく、編物という芸術も運んで来た事は確かでしょう。 ②へ続く